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2014.07.07

スタッフブログ

快晴の羅臼岳へ

みなさまこんばんはkeikoです。

ご無沙汰になってしまいまして申し訳ございません。

休んで山に行っていたんじゃないかと?・・・今回は少し違います(笑) お仕事で札幌へ研修に行っていました。その様子は後日機会があれば・・・wあるかな~?

さてニュー阿寒ホテルにも登山ツアーのお客様が時々ご宿泊されます。雌阿寒岳(1,499m)か雄阿寒岳(1,371m)に登られるお客様です。そのお客様のほとんどが前日斜里岳(1,547m)、前々日に羅臼岳(1,661m)を登られております。3日間で3つの山へ・・・ 凄いですよね(^^;わたしには無理です。

なぜその山々かといいますと、みなさま深田久弥氏の日本百名山を目指していらっしゃる方が多いようです。道東の3山を一気に回れるゴールデンコースという訳です。ということで久しぶりに羅臼岳へ行って参りました。

羅臼岳は知床半島の最高峰。知床峠からもその雄大な姿をご覧いただくことができます。登山ルートは羅臼町からとウトロ町からと2つ。今回はポピュラーなウトロ側の岩尾別温泉から登りました。

快晴の羅臼岳へ

登山道は整備が素晴らしく、いつも感心いたします。とりあえず樹林帯を登り極楽平を目指します。

快晴の羅臼岳へ

快晴の羅臼岳へ

林間から見えるのが知床連山。完璧の空にまぶしいほどあふれる陽の光。普段なら心地よく眺めるはずの景色がどうも違う・・・いや景色は素晴らしいのですが、思い出すんですね、2年前を。

2年前の9月の知床縦走、2日間とも季節外れの灼熱地獄。今まで経験したことのない渇きの中で歩いた記憶。思い出してしまいました。あれは辛かった・・・でも楽しかった。あの景色には人を惹きつける魔力があります。きっといつか、また行けたらいいなと思います。

さてウコンウツギや桜が咲いていた極楽平を過ぎ、仙人坂を登りきると雪渓が現れた。

快晴の羅臼岳へ

快晴の羅臼岳へ

 大沢の雪渓と青い空と海。大好きな冬がまだここにはあった。雪渓楽しい~!

 この時は、エゾコザクラやチングルマ、メアカンキンバイが大沢上から羅臼平にかけて咲いていました。

快晴の羅臼岳へ

羅臼平からは両側に羅臼岳ピークと三ツ峰が見えます。写真は羅臼岳ピークとテント場から少し離れたところにあるフードロッカー。こちらは知床テン場に設置してありましてヒグマ対策なんです。寝るときはテントの中に食料を置かない、食事も寝床の傍では作らないというマナーがあります。

くわしくはこちらhttp://www.env.go.jp/park/shiretoko/guide/rule_1/rule_renzan.html

 岩清水で苔の中から滴り落ちる清水に喉を潤し最後の登り。

快晴の羅臼岳へ

国後島が羅臼沖の太平洋に横たわっています。やはり近いなぁ~

「もうここまででいいな・・・」と漏らす私。なぜなら羅臼岳の山頂が怖いのです(汗)狭いところが苦手な私(汗) 登られた方はご存知かと思いますが、山頂手前で岩の隙間がガバリと空いていて、足がブルブルと震えるんです(涙)

今回も頑張って登りました(><)こわいよ~ 毎度ながら今回も泣く泣く山頂到着。

快晴の羅臼岳へ

 お見事の絶景「ブラボー!」知床連山が眼下に広がります。左はオホーツク海、右が太平洋。何とした世界でしょう!!でも怖いから立ち上がれないの(涙)

2年前に歩いたみちのりが一筋に連なり、感動的な絶景が体験したことのない渇望とともに鮮明になりました。

 素晴らしい山です。みなさまもぜひ一度登られてみてはいかがでしょう。

ちなみに羅臼平へ戻る途中、縦走登山者と出会った。遠くからでもわかったジャージ姿!!なんとお友達・・・(汗) 翌日下山を見計らって安否確認の意味も込めて連絡してみた「シレトコスミレ咲いていた?」

「・・・紫の小さいのはみたよ」 う~む(汗)(汗)(汗)

*シレトコスミレ 知床連山のごく限られた場所に生息する固有種のお花。

 今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。

『ありがとうございます。』  

北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル keiko