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2014.01.12

スタッフブログ

初登山は雌阿寒岳 後編

みなさまこんばんはkeikoです。

さて厳しい寒さが全国的に続いています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?阿寒湖も氷点下20℃前後が続いております。しかし阿寒湖の場合、この時期このくらいの気温は普通。氷点下25℃を下回るとさすがに寒すぎで、感覚が麻痺してきます。瞬きすると眼球がべとべとと凍りつき、息を吸うと一瞬で鼻の中の毛が凍ります。鍋の底に冷気だけを集めたようなカルデラの朝。あ~さむで阿寒とな。

では寒い話で申し訳ございません、引き続き雌阿寒岳後編をどうぞ!(^^)

4合目から7合目直下まではほぼ直登。

初登山は雌阿寒岳 後編


この斜面を登り切れば先ずは第一関門クリアです。昨年はアイスバーンだったことが多く、事故が起こりやすいのもこの辺りでしょう。しかしここから見る景色は素晴らしく、ピラミッドのように整然と聳えるフップシ岳や雪原となったオンネトー、眼下のアカエゾ松の森など冬の魅力を一望。素晴らしい!

へこたれそうになりながらも何とか7合目を過ぎて8合目へ向かう。突如目の前に白亜の要塞が現われた。それは白い砂漠の中に埋もれた遺跡のようでもあった。

初登山は雌阿寒岳 後編

なんとした景色だろう・・・青空にはない魅力・・・いや魔力がある。

初登山は雌阿寒岳 後編

ここを登り切れば9合目・・・「あぁ、しんど凹」という私。岩には冷気が吹きつけられ鳥の翼のような模様を描いていた。足元の斜面も徐々に模様が鮮明となり、眠ったビックバードの背中を歩いているようだった。

珍しく9合目にザックをデポしてアタックすることになった。空身は楽ではあるが、風が強い場合に重しがないのと、不測の事態を考えるとお薦めはできない。9合目の折り返し、やはりと風が強くなってきた。まぁこの位はいつも通り・・・

初登山は雌阿寒岳 後編

阿寒湖が薄らと見えた。冬の雌阿寒岳に何度か来てるんですがあんまり阿寒湖が見えたことがなくって。。。 まぁこうなると山友たちはみんなチロリと私を睨む凹

そして頂上に到着。やったー!(^^) おめでとう!!と同行者と握手。ん?!えっ?手が冷たくて辛い? ということで、ヘストラミトンを片方交換してあげる。 はいたとたん(北海道では手袋は履き物です)に「あったかい(涙)(涙)やっぱり山は道具ですね。。。」とつぶやいた。いや・・・わかっているんだ、普通の冬用の手袋では山頭部は辛いんだよね。私も何度も痛い目にあってこれに辿りついたもの・・・ よく頑張ったよ!

すると風が一気に抜けて、頭上の空が開いた。うわ~!!

初登山は雌阿寒岳 後編


冬 雌阿寒岳山頂 阿寒富士を望む

何だか突然のご褒美で、訳も分からないままとりあえず写真を撮る。阿寒富士も神々しく姿を見せた。動画を撮ろうとしたらカメラバックの中のコンパクトカメラは凍りついてバッテリー切れ。ポケットの中のアミノバイタルもしばれていて飲めなかった(涙) 山は寒いよね・・・

「もう来たくない・・・」と同行者涙の台詞。顔を見るとなるほど風が当たっていた皮膚の一部が白く変色していた。そりゃ痛いわ(汗)←言ったらショックを受けそうだったので言わないでおいてあげた。そいえば持参したフェイスマスクはどうしたん? 「ザックとデポしちゃいました(涙)」「・・・・怒」

そんな指先と顔の痛みに耐えながら同行者が撮影していた雌阿寒岳山頂の動画

「もう登りたくない」そうかもしれない・・・私もいつも思う。でもきっと日常の暖かさに戻った時、きっと懐かしくなる。この身を切るような風が、真っ白な世界が、恐ろしくも近い青い空が、眩しすぎる冷たい太陽が・・・

初登山は雌阿寒岳 後編


きみは絶対ここに帰ってくるよ・・・

白い魔力はその痛みと共に紛れて入ってきてその心身を虜にする。

今日もご訪問いただいたお一人お一人に感謝いたします。

『ありがとうございます。』

北海道釧路市阿寒湖温泉ニュー阿寒ホテル keiko